7時間眠っているのに、朝から身体が重い。目が覚めた瞬間からもう疲れている。休日に長く寝ても、なぜかすっきりしない。
こういうとき、多くの方が睡眠時間を気にされます。でも、時間が足りているのに疲れが残る場合、原因は別のところにあります。
眠っているあいだ、身体は7時間ずっと同じ姿勢でいるわけではありません。その「動き」がうまくいっていないと、寝ている時間そのものが身体への負担になります。
寝返りは、身体が自分でやっているケア
人は一晩に20回以上、寝返りを打っています
同じ姿勢を続けると、下になっている側の血流が滞り、その部分の筋肉が固まります。日中は無意識に座り直したり立ち上がったりして、これを回避しています。
眠っているあいだにそれをやっているのが寝返りです。健康な成人で、一晩に20回から30回ほど打つと言われています。
つまり寝返りは、眠りを妨げる余計な動きではありません。身体が自分で行っているメンテナンスです。
寝返りが減ると、朝に痛みとして出ます
寝具が柔らかすぎて身体が沈み込んでいる、掛け布団が重い、枕が高すぎて首が固定されている。こういう条件が重なると、寝返りの回数は減ります。
すると、下になっていた肩や腰が固まったまま朝を迎えます。「朝起きたときが一番痛い」「起き上がるまでに時間がかかる」という方は、日中の疲れではなく夜の過ごし方が影響している可能性があります。
枕の高さが合っていないとき
立っているときの首のカーブが基準です
人の首は、まっすぐではなく、ゆるやかに前へカーブしています。立っているときのこのカーブが、横になったときにも保たれているのが自然な状態です。
枕が高すぎると、あごが引かれて首の後ろが伸ばされ続けます。低すぎると、あごが上がって首の後ろが縮みます。どちらも、朝の首や肩の張りにつながります。
目安の確認方法
仰向けに寝たとき、顔の面が水平よりわずかに前傾しているかを見てください。おおむね5度前後と言われます。天井をまっすぐ見上げている状態は、少し低いことが多いです。
横向きで寝たときは、鼻からみぞおちを結ぶ線が、床と平行になっているかを確認します。頭が下がっていれば低く、持ち上がっていれば高い状態です。
いきなり枕を買い替える必要はありません。タオルを折って重ね、高さを1センチ単位で変えながら数日試すのがおすすめです。
寝る向きによる違い
仰向けは、体重が広い面積に分散するので、特定の部位への負担が少ない姿勢です。ただし腰が反りやすい方は、膝の下に薄いクッションを入れると腰の緊張が抜けます。
横向きは、膝のあいだにクッションを挟むと骨盤のねじれが減ります。上側の脚が前に落ちると、骨盤が引っ張られた状態が続くためです。
うつ伏せは、首を左右どちらかに回した状態が数時間続きます。首まわりの張りが気になる方には向きません。
どの向きが正解というものではなく、一晩のうちに何度も変えられることが大事です。
それでも変わらないときは
寝具を見直しても改善しない場合や、日中の強い眠気、いびきの指摘、朝の頭痛などがある場合は、一度医療機関にご相談ください。
睡眠には、姿勢や寝具では説明できない要因が関わることもあります。長く続く不眠や、生活に支障が出るほどの眠気は、専門的にみてもらったほうが早く解決します。身体をほぐすことで楽になる部分はありますが、それだけで済む話ではありません。
ソラリエでできること
寝返りが打ちにくくなる理由のひとつに、日中に固まった筋肉があります。肩甲骨まわりや股関節が動きにくい状態だと、寝ているあいだの身体もうまく動けません。
ソラリエでは、理学療法士の国家資格を持つ施術者が、どこが動きにくくなっているかを確認したうえで施術に入ります。
寝る姿勢が気になる方には、固まった筋肉を伸ばす全身ストレッチ(40分4,000円、60分5,000円、90分7,500円)がおすすめです。頭や首の張りも強い場合は、ヘッドスパ〈炭酸スプレー付〉30分3,500円との組み合わせもご用意しています(すべて税込)。
施術のあとには、その方の身体に合わせた寝る姿勢や枕の高さについてもお話ししています。気になることがあれば、当日そのままご相談ください。
神戸市須磨区須磨浦通、完全予約制のサロンです。月・火・水・土の10時から22時まで営業しています。
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